苗代学区と苗代百景

苗代学区について

苗代学区は名古屋市守山区にある小学校区です。名鉄瀬戸線 小幡駅・喜多山駅の南方に位置し、北は瀬戸街道、南は矢田川、東側は隅除川に囲まれています。苗代という名の通り、もともと豊かな田園地帯で、今でも学区内には水田ののどかな景色が見られます。
人口の急増に伴い、昭和49年に小幡学区から分離して誕生し、令和6年で50周年を迎えます。
昭和から平成を経て、学区には住宅や店舗が増え、今や世帯数は守山区でいちばん多い学区となりました。

苗代百景について

苗代学区在住の画家 三木甲一氏が平成元年ごろに学区の様子を描いた200点ほどのスケッチです。苗代学区とその周辺の主要な建物や店などを和紙に描きとめ、絵巻物ふうにまとめられています。
スケッチが令和3-4年に学区広報誌「広報なえしろ」に掲載されると、「懐かしい」「こんな店あったあった」と反響を呼びました。
9本ある原画の巻物は長いもので25mを超え、普段はなかなか皆さんにお見せすることができませんが、学区が令和6年に50周年を迎えるこの機会に、コミュニティセンターで展示いたします。

 

三木氏は当時、二科会会友として作家活動をする傍ら、河合梅太郎委員長のもとで副委員長などを務められたそうです。

 

約30年の間に変わった景色も多いですが、今と変わらない風景や建物も少なくありません。やわらかな筆致で描かれた風景から、地域を思うひと時が生まれれば幸いです。